27. ノアはなぜ箱舟を一艘しか造らなかったの?

 ノアはすべての植物、そして動物たち、あらゆる生き物たちを未来に送り届けるために1艘の箱舟を造りました。そして全て1対のかたちで船に乗せ、大洪水を逃れ、未来へと導かれたのです。だれもが知っている話ですが、残された生命体たちはそれをどんなかたちで見守ったのでしょうか。
 生きたい・生かさせてほしいと思った生命体はなかったのでしょうか。 たくさんの人に声をかけ、何艘のもの箱舟を造ってはいけなかったのでしょうか。あれだけ優れた技術があるならば、もっとたくさんの生き物を救えたはずなのに、なぜ一艘しか造らなかったのでしょうか。そんな疑問を感じたことはありませんか。
 これからの地球に起こる、数々の出来事の中で、同じような現象が起こる可能性だってあるのです。そんなとき、箱舟に乗せてもらったものは良いのですが、そこに乗れなかったものの叫びが聞こえてくるような気がします。未来の地球に生きるためには、絶対的にその箱舟に乗ることが条件づけられます。乗れるか乗れないかはどこで判断されたのでしょうか。必要か・必要でないのか。それとも、逆に残った生命体全てを滅亡へと追いやることを目的にしたのかもしれない。
 そう1対の生命体を生かしたのではなく、それ以外の生命体を滅ぼすために、この洪水が仕組まれたのかもしれません。今まさに、そんな時代がやってこようとしています。残してはいけない命、そんな命が地球上で人間の科学の力で造られようとしています。
 今、私たち人類は同じ過ちを繰り返そうとしているかもしれません。
 もっと謙虚に生きる必要があるのではないでしょうか。人間よ、驕りを捨て、神への冒涜でもある科学はやめるべきではないでしょうか。全ての命は、自然の中で自然に生まれたものだから全て自然に任せたら良いと思いませんか。
 命を滅ぼす大洪水が、今起ころうとしています。形は違っていても、滅亡の危機はやってきます。人間が大自然の営みを壊し続けるならば、必ずその日が来ます。だからこそ、できるだけ自然に優しく生きようと思いませんか。