28. 一度全てを捨ててみませんか
   世界が変わって見えるはず

 なかなか全てを捨てるなんてことはできないものです。不必要なものと思っていても、後生大事に持っていることがたくさんあります。それがいつの間にか重荷になって、手放せなくなって、却って自分を変えることができなくなっていませんか。
 たとえば、学歴や職歴や肩書や過去の栄光、また逆に過去のトラウマや、悲しみや切なさ、苦しみ、絶望感…あげたらキリがないと思います。
 一度、捨てられるものは全て心の中で捨ててみたらいかがでしょうか。
 きっと、固定的な観念がなくなり、自由に心の中のスペースが広がり、新しいものをたくさん取り入れることだってできるのです。
 なのに、なかなか捨てることができず、捨ててもすぐに拾ってきてしまう。かといって、そんなに大事かと言うと、そうでもない。本当は手放したいのに、手放せないだけなのです。思い切って、捨てられるものは、全て捨て、軽い心になって、出直してみたいと思いませんか。きっと世界が変わって見えるはずです。
 観念や思想や孤立してしまった自分の考え方が、新たな転換期を迎え、爽やかな朝を迎えることができるかもしれません。どうしても古い考え方に孤立してしまうと、人の考え方が受け入れられなくて、普通に考えたら、余りにも一般的すぎる考え方であっても、それを受け入れることができない、自分が居るのです。
 常に自分が正しいと思ってしまう。そうやって生きてきたんだからしょうがない、そうやって学んできたんだからしょうがない、今更変えるなんて面倒くさい。そんなふうに思わず、勇気を出してほんのわずかでも、自分を変えてみませんか。新鮮な空気が吸えるはずです。
 まずは、捨てること。出入り口とは中のものを出さなければ、外からは入ってきません。
 みんな精一杯のところで生きてきたのです。頑張りすぎたのです。一度立ち止まり、周りをゆっくり見てみましょう。必要でないものが見つかるはずです。思い切って捨ててみましょう。そして、受け入れること。この二つを始めてみませんか。