41. 魂を傷つけないで

 毎日の生活の中で、私たち人間はささやかな争いを繰り返しながら、生きています。家庭の中では、子供を叱ったり、親に口答えしたり、不平不満の嵐があちこちにばらまかれています。少しでもそこから逃れようと、安らぎを求め、傷つくのを恐れ、何かに向かおうとしますが、その瞬間の安らぎにすぎず、日々の中で繰り返される出来事に翻弄されてしまっています。
 みんなが身勝手に、生きれたら良いのですが、そうもいかないのです。私たち人間は、産まれる時、神様から分け御霊として、魂を頂いてきます。すなわち、それが命です。
 よって、命の根源は魂と言えるかもしれません。心の乱れと、怒り悲しみは、魂に著しくダメージを与えます。でも忘れることができたり、まあ良いかと思うことにより、その傷は癒されていきます。しかし、癒されない傷があるとするならば、そこから逃げなければいけません。魂に治せない傷をつけてはいけないのです。なぜなら、いずれ死を持って、神に返さなければいけないものだからなのです。
 もし、魂が傷つくような場面に出会った時、その傷が癒せないと思った時、私たちは自殺をするのです。魂の傷が癒せるなら、死を選ぶことはありません。人は他人の魂を平気で傷つけようとします。自分にも魂があるのに、そのことには触れず、人を追い込むのです。中でも、騙しや裏切り、信じる人を裏切ることは、その人の魂を傷つけることになります。そして、あたかも自分が苦しんでいるふりをします。
 そんな場面に出会った時、そこから逃れなければなりません。そして、その全ての傷を癒せるとするならば、それは愛として表現できるでしょう。過ちはだれにでもあります。その過ちを癒せるとするならば、それは愛として存在するでしょう。
 魂の傷を修復することができるのは、愛なのです。優しく、もう一度、愛してあげれば良いだけのことなのです。もう、魂を傷つけあうことは、やめにしませんか。でないと、自分がダメになってしまいます。
 未来は、必ずそこに存在します。もっとおおらかに、不安から立ち直ってはいかがでしょうか。必ず未来は開かれるはずです。もう傷つけあうことはありません。