63. 気付くこと 気付かせること

 今地球に起こっている様々な出来事は、決して無駄ではないと、確証しています。そこから学ばなければ、何の意味もない、ただ破壊のエネルギーにすぎなくなってしまいます。
 全てを警告とし、受け止めることができなければ、同じ過ちをただ繰り返すだけのことになってしまいます。早く気づくことです。この過ちに気づかないと、未来の地球は開かれてきません。そういった意味から考えると、今起こっている社会現象や、自然現象、そして意識における様々な出来事も未来の地球が、そして人間たちが限りなく正しい方向へと導くための出来事なのです。
 だから、何が何でも気づく必要があるのですが、いくら気づかせようと、その意識が働いたとしても、人間たちはまだ、この危機的な状況を気づくことはありません。自分たちが、その破壊の主人公であることは明解なのに、それを常に否定し、社会現象を作り上げているのです。
 やがて、この地球はその人間たちにより、計り知れないダメージを受け、絶望への道を歩むことになってしまいます。そんな意識の中で、人間が自由に楽しく、暮らせるはずがないのです。これだけの警告を受けているのだから、そして大宇宙も地球も人間たちに気づかせるために、あらゆる方法でそれを表現してきているのに、なぜ気がつかないのでしょうか。確かに、豊かな社会生活の中で、全てが満足の方向へ誘導されてはいますが、自然界における破壊的なエネルギーはもう既に限界を超え、この大宇宙から地球の存在を無くしかねないほどの、出来事として、今あるのです。
 まだ手遅れではないです。この危機的状況を気づけば、そして今から方向を変えれば、それは可能な限り修復への方向へと導かれることでしょう。