82. 落ちなかった雷の行方

 夏によく入道雲が発生して、雷が落ちてきます。このメカニズムは水と水または、氷と氷がすれ合うことにより、この大きな電流が発生し、雷となり落ちてくると言われていますが、はたしてそんな単純なメカニズムであのものすごい雷が作られているとは、非常に考えにくいものがあります。
 しかし、現実には、あっという間に積乱雲が発生し、青空がいつの間にか黒い厚い雲に覆われた時、大粒の雨が降り、または雹が降ったり、その瞬間大きな音と共に雷が発生しています。これは現実なので否定することはできませんが、メカニズムについては、まだ明らかな法則が見出せたわけではありません。
 あの強力な電流が作られていることには間違いないのです。
 しかもほんのわずかな時間で。そこに、雲という状態で水が存在し、関与していることは間違いないのです。後は空気中には、酸素と窒素が存在しているだけのことなのです。しかしここでは、その事を議論するのではなく、あの雲の中で光り輝いていた余り余った電流がいつの間にか風に吹かれるように消え、青空になってしまうことが良くあります。
 ここで問題なのが、落ちなかった雷がどこに行ったのかということになります。
 その答えは、水から発生した雷は、水に戻って行ったと考えなければ全く辻褄が合いません。このことをより深く研究することが、2012年以降に太陽の暴走により、発生する電磁嵐や、フォトンの影響を受けて発生するあらゆる電子的な現象、そしてこの地球に悪影響を及ぼすであろうと考えられる現象を回避する方法が見つかることになるのです。
 空気中に含まれる水蒸気が、ある種のかたちで、融合と分裂を繰り返した時、もの凄い雷が発生し、また逆に陽子の不合理性を認識した時、中性子化されたその電子はできるだけ安定する方向に導かれます。
 同じような方法で、地球に降り注がれる電磁嵐を回避することが可能となる日が必ず来ます。その為には、容易にそれをこなすような、ある種の水の存在が不可欠なのです。
 たかだか落ちなかった雷の研究が、今後地球に起こる極めて危険な自然現象を回避することができるのです。
 これは人類にとって、素晴らしい未来の一歩となるでしょう。