93. 0.03%の光

 夜空を見上げて、ゆっくりそのあかりを捕まえていくと、暗闇の中からわずかな光を捉えることができます。それは全部あわせても、暗闇の中にあるたった0.03%の光に過ぎません。私たちが地球で生活し、昼と夜、光の中で生活し、悩み苦しみ、一日を過ごしていますが、宇宙から見ればほんのわずかな光の中で繰り広げられる出来事なのです。
光というものは、光の中に存在するのではなく、暗闇があって初めて認識できる物質なのです。光の中での大いなる間違いは、光の中で解決しようとすると余りにも領域が少なく、なかなかうまく解決することはできないということです。光外の暗闇の99.97%のなかで解決しようとした方がたやすくできるはずなのです。
宇宙空間では、光における修復は闇によって行われている部分が大きいのです。
昼間、転んで怪我をします。なかなか治りにくいものですが、一晩寝て起きたらこんなによくなっている、ということがよくあります。その夜の間、暗闇の中で修復され、正しい方向に導かれる出来事は、かなり多く存在します。
そんなことを考えながら、今ある自然環境や人間関係を、光のない世界で解決することも可能かもしれません。かえってその方が、うまくいくのかもしれません。
たしかに人間関係の中でも、影の存在や闇の支配が確実に私たちを誘導している部分があります。闇で作られた世界の中で、一つの光を求めながら、生きているだけなのかもしれません。
しかし私たちは、現実として今この地球で、光の恩恵を受けながら、自然と同居しながら生きています。たった0.03%の光が、私たちの日常生活をやさしく包んでいることには違いないのです。
このことから、この光の大切さと共に、光のない世界の存在の中で、生きている事実も認識しておく必要があるのです。
見えない世界を否定しないで下さい。
物質のない世界を否定しないで下さい。
見えている世界・触れる世界より、よほど大きな世界が、そこにはあるのです。
だからこそ想像してください。正しい未来を。